gシン3
盗賊団ノアの首領

出身は大陸の東方の国であり、風を操る術に長けた部族の末裔。その身体能力は人間のそれを凌駕し、神速とも言える速度を誇る体術を操る。
「弱肉強食」をという志しがあり、残虐非道で冷酷無比という性格だが、その実ナイーブで仲間思いという一面も持つ。と言うのも幼少からの生活習慣に原因があった。

シンがまだ幼かった頃、何者かの襲撃により部族が滅ぼされる事となるが、運良く逃れる事ができ唯一の生き残りとなってしまう。
頼る者が居なくなってしまった世界は幼いシンにとって過酷なものであった。
毎日の食事すらまともに取る事も出来ず、落ち着いて眠れる場所すら見つからない。
そんな中、幼いながらも一つの答えを導き出す。
「欲しいモノがあれば奪えばいい。この世は所詮弱肉強食…、我が部族の滅亡もその摂理」と…

そして一族の宝である魔爪カインとアベルを装着し、生き延びるための決意を固めるのであった。

時は流れ、シンも青年へと成長した。
その成長と共に重ねてきた悪行の数々は世間に広まり恐れられる存在として名前を知られる程になっていた。
そしてその名につられ、部下に志願してくる者も増えていき、巨大な組織に発展する。盗賊団ノアの結成である。

幼少からの生活習慣からか人を信じる事が出来ず、それは部下に対しても変わらないはずであった。しかし長い時間を共有する存在が、忘れかけていた「家族」という絆を思い出すに至る。

そんな中、一つの秘宝の情報を入手する。空間を断つ事が出来る時空剣「エデン」。
そしてそれを所有する組織「クロノス」。

次のターゲットは決まった。時空の力を得るために、そしてノアの発展のために。

しかし この時シンは知らなかった。自分の一族を滅ぼした組織こそ、クロノスだったという事を…
[武器] 魔爪カイン アベル [好き] 穀物料理 犬 [特技] 立ったまま寝れる 狩
[属性] [嫌い] 勉学 キノコ [流派] 神風流暗殺術
[職業] 盗賊団ノア 首領 [趣味] 風にあたる事 [年齢] 19歳
風の一族
大陸の東方を拠点とする戦闘民族。生まれながらにして高い身体能力を持つ者が多く、そのほとんどが戦士として育てられる。そのため他国からの暗殺、情報収集、戦争時の兵士補充等の依頼で報酬を得ている。
風の一族と呼ばれる程風の法力に長けており、その気になれば台風や竜巻等の大規模な風を起こせる程の力を持つものだと考えられ、危険視もされている。
シンの持つ武器は魔爪と呼ばれ、代々一族が護ってきた宝であり膨大な法力を秘めている。
右手に装着するカインと左手に装着するアベルで1つの武器となっており、常人が扱えば武器に取りこまれると言われ、その在り処は一族でも数える程度の者しか知らない。
なぜシンが魔爪の存在を知っていたのか。もしかしたらシンは一族の中でも位が高い者の子息だったのかもしれないが、今となっては本人にしか知らない事実だ。
盗賊団 ノア
その悪事の数々により名前が知れ渡ったシンとそれを支持する者達が属する組織。
シンを首領とし、幹部等を含め約50人程ので構成されており、盗賊の名のとおり窃盗、強盗等を生業としている。
単独行動を好むシンが組織を結成した背景には、一族を滅ぼした組織への復讐心からなるもので、いつか来る戦のために自分の駒となる者達を必要としたからである。しかし今となっては情が移り、シンにとっては大事な家族になってしまった。
メンバーの大半が元戦孤児というのは、自分の辛い過去が原因となっている。