gファティ3
人が持つ事が出来ないとされる光の力を持つ少女

この世界の祝福の日にエディス大聖堂の門前で捨てられていた孤児。大聖堂の神父の子供として、皆から愛されて育てられる。赤子の頃から高い法力をその身に宿しており、幾度も神父達を驚かした。

幾年の時が過ぎ、ファティの法力が光の属性と気付いた神父は、その力を欲する者やファティを研究対象として近づいてくる者達に気付かれまいと魔法の使用を禁止した。
それは我が娘に平穏な生活を望んでの所業であり、ファティ自身も神父の考えを察し、自らその力を使うまいと決心したのだった。

そしてイザーク狂戦争が始まった。
ファティが13の頃である。
その戦争の規模はとてつもなく大きく、イザークによる多くの残虐な行為が拡大していった。
エディス大聖堂は逃げ延びた人々や負傷したライルーンの戦士をかくまうように過ごしていた。
ライルーンが優勢として皆が歓喜していた時、イザークの一団が大聖堂に攻めて来たのであった。戦える者がいない絶対絶命の瞬間、ファティは禁止としていた光の力を使いその一団を退ける事に成功した。

その後、突然戦争は終結し、ライルーンは平和を取り戻したかに見えたが、大聖堂付近に不振な人物が出没するようになる。戦争でファティの使った光の力を知った者がその巨大な力を得ようとしていると悟った神父は、ライルーンの力を借りて、邪悪な者が入ってはこれないとされる、聖地カイザヘルムへファティを連れて行く事を決心する。

光の運命(LIGHT DESTINY)を一人の若者に託して…
[武器] ピース(杖) [好き] 平和 小動物 [特技] 家事全般 ケーキ作り
[属性] 光 (聖) [嫌い] 戦争 [流派] 杖の記憶
[職業] エディス大聖堂シスター [趣味] 星占い [年齢] 17歳
人間が持つ事を許されない属性、光
数多く存在する魔法の中の最高位。そのあまりに絶大な力の為に神にしか扱うことの出来ないとされる属性の1つ。人間には絶対に扱えないとされてきた伝説的な魔法のため、半ば存在しないものと思われていた。
その効力は癒しの力を宿し、死人さえも蘇生出来るとさえ言われ、この世界に降り注ぐ太陽の光自体も神の唱えた光魔法とも伝えられてきた。
通称、光、闇、時は神の3属性と言われ、闇(魔)の属性とは相反する力なのだが、唯一、時の魔法によって制御する事が出来ると伝えられる。逆に言えば3属性の心理さえ掴めば神になれると、多くの者が研究し、その力を求めるのだった。
ピースという名の杖
エディス大聖堂に古くから伝わる宝杖。
見た目はなんの変哲もない気の枝に見えるが、持つ者の法力により高い戦闘能力をその身に宿す事が出来る。杖は持ち手の法力を戦闘データに変換し、その行動を直接所持者の運動神経に伝達するので、その動きは一般の人間を凌駕する程になる。運動神経が一般の少女と変わらないファティが、他の戦士の動きに付いて来られるのは、この杖の力なのである。